Cマガジン休刊

http://www.cmagazine.jp/

あの C Magazine がとうとう休刊してしまうことに・・・
思えば、私がプログラミングを勉強したのも、この雑誌でした。まだ、Windows3.1が全盛の頃で、GDIを使用したパズルゲームや、オーナードロウを使用したサンプルとして電卓のアプリケーションを作るといった記事を参考にさせていただきました。
Windows のプログラミングだけではなく、Cの標準仕様に沿った形で記述されたツールなどもあったと思います。他にも、アルゴリズムの特集記事(BM法や、GAによる最良解探索などもありました)や、JavaScriptの記事などなど、今思えば、カバーする範囲の広い、なかなか内容の濃い雑誌でした。

最近のソフトウェア開発系の技術雑誌は、C Magazine が持っているような、遊びの要素が少なく、業務で使用するような*1技術についての記事ばかりが目に付きます。
即、仕事で使用できるなどのメリットはあるのかもしれませんが、あまりにも業務よりの内容ばかりですと、プログラミングを楽しむということを忘れてしまいそうになります。
ここ最近、ソフトウェア技術者のレベルが下がったように感じるのですが、そういうこと(=プログラミングを楽しむことを知らない、楽しめない)も関係しているのかも知れませんね。

17年の長きに渡り、C Magazine のようなすばらしい雑誌を出版しつづけていただき、編集者や出版社には感謝致します。

*1:業務でしか使用しないような